SHISEIDO GALLERY
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同時代のアーティストたちと共に、
不確かさの中の豊かさを考える場として始まった“ツバキカイ8”
二年目を迎えて、探求の広さと深さが増し、さらなる模索の時期を過ごしています。
いまアーティストが見ている景色をさまざまな角度から皆で目撃する、
そんな仕掛けで二年目のツバキカイ8は進みます。

News

2024.5.28
参加メンバー を追加しました。
2022.12.27
イベント 情報を追加しました。
2022.12.27
展示風景(ロングバージョン) を追加しました。
2022.11.29
イベント 情報を追加しました。
2022.10.28
インタビュー 動画を追加しました。
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2022.10.28
会場風景 動画を追加しました。
2022.10.28
イベント 動画を追加しました。
2022.10.28
みんなの感じたこと を追加しました。
2022.8.5
プロセス 情報を追加しました。
2022.8.5
シセル・トラース × ミヤギフトシ オンライン対談 の動画を追加しました。
2022.7.15
第八次椿会 ツバキカイ 8 このあたらしい世界 2nd SEASON “QUEST”ページを公開しました。
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概要

「椿会」は、第二次世界大戦で一時中断していた資生堂ギャラリーの活動を、1947年に再開するにあたり誕生したグループ展です。資生堂に長く伝わる花椿マークにちなんで名づけられ、アートが人々に希望を与え、勇気をもたらすという信念に基づき、戦争や災害、不況などで世の中が閉塞状況にあるときにも再興を願い開催してきました。誕生から70年以上にわたり、時代とともにメンバーを入れ替えながら、資生堂ギャラリーを代表する展覧会として継続し、これまで合計86名の作家に参加いただきました。

2021年スタートした第八次椿会は、2023年まで3年間をかけて、afterコロナの「あたらしい世界」について考えていきます。メンバーは、杉戸洋、中村竜治、Nerhol (ネルホル)、ミヤギフトシ、宮永愛子、目[mé]。この6組は、ジャンルを超えた活動やコラボレーションやチームでの制作などを行う、今の時代を代表するアーティストたちです。

コロナ禍は、アーティストたちの心境や世の中に向けるまなざしにも変化を与えました。2021年は「触発/Impetus」というテーマの下、資生堂がこれまでの椿会展で蒐集してきた美術収蔵品から、メンバーが「あたらしい世界」を触発される作品を選び、それに対する応えを自身の作品や方法で提示することで、収蔵作品に新たな視点を加え未来へとつなげることを試みました。2022年は、「探求/Quest」をテーマに、メンバー同士のコラボレーションや異分野の専門家との交流をもとに、初年に生まれた問いや気づきを「探求」します。また、2022年は月1回のペースでミーティングを行い、お互いのアイデアを共有してきました。そこで浮かび上がった「内と外」、「豊かな生活」という新たなキーワードとともに、それぞれの表現と、メンバーたちとの関係性を図りながら椿会の場をつくっていく、その過程も公開していきます。

参加メンバー

中村 竜治 (なかむら りゅうじ)

2022年インタビュー

中村竜治《関係》 2021年
木材、合板、パテ、塗料など

建築家。1972年長野県生まれ。東京藝術大学大学院修了後、青木淳建築計画事務所を経て、2004年中村竜治建築設計事務所を設立。主な作品に、「へちま」ヒューストン美術館、サンフランシスコ近代美術館収蔵(2010、2012年)、「JINS京都寺町通」(2016年)、「神戸市役所1号館1階市民ロビー」(2017年)、「MA nature」(2021年)など。資生堂との作品に、資生堂ギャラリー「BEAUTY CROSSING GINZA ~銀座+ラ・モード+資生堂~」展展示空間(2016年)、「資生堂ビューティ・スクエア」(原宿)店舗空間(2020年)など。主なグループ展に、「建築はどこにあるの?7つのインスタレーション」東京国立近代美術館(2010年)、「反重力」豊田市美術館(2013年)など。主な受賞に、第6回京都建築賞優秀賞(2018年)、第32回JIA新人賞(2020年)など。

2021年インタビュー:https://www.youtube.com/watch?v=qzU_7rK-YFk&t=1s

Nerhol (ネルホル)

2022年インタビュー

Nerhol《オニノゲシ》 2021年
インクジェット・ペーパー

田中義久と飯田竜太の二人からなるアーティストデュオ。連続撮影をした数百枚のプリントを束ね、彫り込むことで生まれる立体作品を発表後、ポートレイト、街路樹、動物、水、あるいはネット空間にアップされた記録映像等、様々なモチーフを選びながら、それらが孕む時間軸さえ歪ませるような作品を制作。そこでは一貫して、私たちの日常生活で見落とされがちな有機物が孕む多層的な存在態を解き明かすことを試みている。主な個展「Interview, Portrait, House and Room」Youngeun Museum of Contemporary Art、韓国(2017)、「Nerhol Promenade/プロムナード」金沢21世紀美術館(2016)。2020年VOCA賞受賞。「第八次椿会ツバキカイ8」のロゴは、毎年新たに田中義久がデザインしています。

2021年インタビュー:https://www.youtube.com/watch?v=cCLXVDfUOmo

ミヤギフトシ (みやぎふとし)

2022年インタビュー

ミヤギフトシ 《消えた香り/書かれる手紙》 2021年
資生堂「香水 セレナーデ」のボトル、オノト万年筆、紙にインク(月夜)

1981年、沖縄県生まれ。2005年、ニューヨーク市立大学卒業。現代美術作家としての主な個展に「In Order of Appearance」 miyagiya(2021年)、「How Many Nights」ギャラリー小柳(2017年)、「American Boyfriend: Bodies of Water」京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA(2014年)など。2012年にスタートしたプロジェクト「American Boyfriend」では、沖縄で沖縄人男性とアメリカ人男性が恋に落ちることの関係性等をテーマに、作品制作やトークイベントの開催などを行なっている。自身のアイデンティティや出身地の沖縄、アメリカ文化など題材とした映像や写真作品だけでなく、小説も発表。

2021年インタビュー:https://www.youtube.com/watch?v=_HKAsS2AINQ&t=61s

宮永 愛子 (みやなが あいこ)

2022年インタビュー

宮永愛子《message 2019/2021》 2021年
ナフタリン、石(陶片)、ミクストメディア

1974年生まれ。京都府京都市出身の現代美術家。第3回シセイドウアートエッグ出身。京都造形芸術大学美術学部彫刻コース卒業。東京藝術大学大学院美術学部先端芸術表現専攻修了。平成18年度文化庁新進芸術家海外留学制度によりエジンバラ(イギリス)に1年間滞在。第22回五島記念文化賞美術新人賞を受賞し、同賞により2011年からアメリカを拠点に活動。日用品をナフタリンでかたどったオブジェや、塩を使ったインスタレーションなど、気配の痕跡を用いて時を視覚化する作品で注目を集める。主な個展「うたかたのかさね」京都市文化博物館(2020年)、「宮永愛子:漕法」高松市美術館(2019年)。2019年度芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞。アートエッグから初めての椿会メンバー。

2021年インタビュー:https://www.youtube.com/watch?v=Gzm6YS153m8&t=1s

目[mé](め)

2022年インタビュー

目[mé]
《matter α #Ⅶ》 2021年砂、石、岩の粒子、など
《position》 2021年 赤瀬川原平《ハグ2》より椅子2脚

目[mé]は、日本の現代芸術活動チーム。不確かな現実世界を、私たちの実感に引き寄せようとする作品を展開。手法やジャンルにはこだわらず、展示空間や観客を含めた状況、導線を重視。創作方法は、現在の中心メンバー(アーティスト荒神明香、ディレクター南川憲二、インストーラー増井宏文)の個々の特徴を活かしたチーム・クリエイションに取り組み、発想、判断、実現における連携の精度や、精神的な創作意識の共有を高める関係を模索しながら活動している。資生堂ギャラリー『たよりない現実、この世界の在りか』(2014) や、さいたまトリエンナーレ2016への参加、千葉市美術館『目[mé]非常にはっきりと わからない』(2019)、『まさゆめ』Tokyo Tokyo FESTIVALスペシャル13, 2019-21などが話題を呼んだ。

2021年インタビュー:https://www.youtube.com/watch?v=R7KG0TadLDk

杉戸 洋 (すぎと ひろし)

杉戸 洋《おきもの》 2021年

1970年愛知県生まれ。92年、愛知県立芸術大学美術学部日本画科卒業。小さな家や、空、舟などのシンプルなモチーフを好んで描き、繊細かつリズミカルに配置された色やかたちが特徴。2016年の個展「杉戸洋──こっぱとあまつぶ」(豊田市美術館)では、建築家・青木淳とコラボレーションし、会場を構成したほか、17年の東京での美術館初個展「杉戸洋 とんぼ と のりしろ」(東京都美術館)では前川國男が設計した美術館の展示空間と呼応するような幅15メートルの大作《module》(2017)を発表した。武蔵野美術大学美術館で2021年開催の「オムニスカルプチャーズー彫刻となる場所」では、会場構成を担当。平成29年度(第68回)芸術選奨、文部科学大臣賞受賞。

2021年インタビュー:https://www.youtube.com/watch?v=iv65M7uWvNA

プロフィール画像は2021年「触発/Impetus」展示作品より Photo:Ken Kato

アーティストインタビュー(PDF) 会場配置図(PDF)

プロセス

昨年の展覧会以降、参加メンバーで何度もミーティングを行い、「あたらしい世界」につながる2020年代の「豊かな生活」について考え、お互いのアイデアを共有してきました。展覧会が出来上がるまでのプロセスの記録です。

「探求/Quest」ミーティングⅠ

作品以前・作品未満のものを展示するのは去年の展示の延長のようで面白い、今の時代「内と外」「プライベートとパブリック」の境界が曖昧になっているという話に。また、「豊かな生活」には、リラックスして思考をめぐらす場が必要なのではないかということになり、展覧会ではそんな空間を作ってみようということになりました。

「探求/Quest」ミーティングⅡ

インスピレーションの源として大切にしているものをメンバー同士で出し合うなかで、目[mé]は夜の川の風景を提示。杉戸洋さんのアイデアで、それぞれ川をリサーチすることに。次回までの宿題として「川沿いを散歩して、自動販売機で飲み物を買って飲み、川沿いのアスファルトの道、そこに生えている雑草を体感してみる」ことになりました。

Photo: 目[mé]

「探求/Quest」ミーティングⅢ

宿題:川のリサーチ

ミヤギフトシ :見えているけど近づけない、そこにあるけど見えない場所がある。

Photo: ミヤギフトシ

宮永愛子:子供と、川と海がつながっていることや国旗の色やかたちの意味について話したこと。子供がニュースを見てお菓子箱に描いた、世界情勢と天気予報。

Photo:宮永愛子 お子さん作

中村竜治:建物が絶対にたたない場所。人工と自然の関係。

Photo: 中村竜治

Nerhol (ネルホル):水辺をみると落ち着く。川へ向かう道すがらも、展覧会に入っていくときに感じられるとよい。

目[mé]:流れてくるアイデアに身をゆだねる感じ。ひとつの意味や答えを確認し合わない、何かを必死で追いかけない感じや、二項対立は疲れるので、「川」という思い入れのないもので、あえて意味から逃れるというのが、「作品未満」につながる気がする。

Photo: 目[mé]

「探求/Quest」ミーティングⅣ

2021年 「触発/Impetus」では 中村竜治 さんが提案した壁(上)が起点となり、それに呼応して杉戸洋 さんと目[mé]も壁(下)を作り、作品同士の緩やかな関係性と緊張感が生れました。参加メンバーのミーティングで2022年も起点となるようなものがないか、という話題になりました。

Photo:Ken Kato 「触発/Impetus」2021年 会場風景

「探求/Quest」ミーティングⅤ

中村竜治さんより会場にロープを張り巡らせる提案がありました。「生活の豊かさ」は、空間に関する豊かさを発見することにつながるのではないか。中村竜治さんと杉戸洋さんが全体の空間構成を考え、ロープの打ち合わせを重ねます。

イベント

宮永愛子 × Nerhol
コラボレーション企画 「トランクを開ける」

事前に応募いただいたイベント参加のみなさまへ送付する「小さな贈り物」を作成するため、Nerholの飯田竜太さんが教鞭を取られている日本大学芸術学部のみなさんにご協力いただき、宮永愛子さん、飯田竜太さんのディレクションによりテラコッタの小さな彫刻を制作しました。Nerholの田中義久さんにデザインいただいた小さな箱に宮永愛子さんからのお手紙と一片の物語を詰め、お届けしました。

受け取った方はそれをもって会場にいらしていただき、普段の展示ではロープで閉じられているトランクを開けて、中の作品をみる特別な体験をお楽しみいただきました。

Photo:Ken Kato

【対談】Nerhol(田中義久・飯田竜太)×渡邊耕一(写真家)

近年、帰化植物(外国から伝来し、野生状態になった植物)をテーマに制作しているNerholと、同じく植物をテーマに、10月には写真集『毒消草の夢 デトックスプランツ・ヒストリー』を出版した渡邊耕一が、身近な植物の背後に広がる人間と植物との歴史、近代の複雑な流通やそのネットワークなど、植物にまつわる様々な問題や人間との関係における可能性について語りました。

Photo:Ken Kato

日時
11月18日(金)18:00~19:30
場所
ワード資生堂ホール

トークセッション「空間・豊かさについて」
杉戸洋、中村竜治、Nerhol、宮永愛子、目[mé]

前半は、杉戸洋、中村竜治を中心に空間構成におけるロープを使った案などに至る経緯について、後半は全員で「豊かさ」について、自身の作品や展示に持ち寄ったものについて語っています。

SHISEIDO 花椿 GALLERY Mini

Sony Park Miniにて資生堂の企業文化誌『花椿』と資生堂ギャラリーのコラボレーションで実現した資生堂創業150周年に関連した作品を展示します。

開催日程
2022年12月5日(月)~18日(日)11:00~19:00
開催場所
Sony Park Mini
(東京都中央区銀座5丁目3番1号地先西銀座駐車場地下1階)

公開設営

第八次椿会のアーティストたちが、それぞれのアトリエからインスピレーションの元となるものを持ち寄り、設置する様子を公開しました。公開設営は2022年8月9日~11日

公開設営の様子

シセル・トラース × ミヤギフトシ
オンライン対談 「距離と匂い」

匂いと感情との関係、Covid-19が人々の匂いに与える影響などについてベルリン在住で匂いを扱うアーティスト兼研究者のシセル・トラースと、第八次椿会のアーティスト、ミヤギフトシが語ります。

シセル・トラース×ミヤギフトシ オンライン対談「距離と匂い」

みんなの感じたこと

展覧会を見て「感じたこと」をふせんに書いていただいています。

その他、資生堂ギャラリー公式Twitter @ShiseidoGalleryでもご紹介しています。

椿会とは

資生堂アートハウス 椿会展 収蔵作品のご紹介
椿会メンバーの変遷
「2021 触発/Impetus」

アクセス・開催要項

資生堂ギャラリー

「第八次椿会 ツバキカイ 8 このあたらしい世界 
2nd SEASON “QUEST”」

主催
株式会社 資生堂
会期
2022年8月27日(土)~12月18日(日)
会場
資生堂ギャラリー
〒104-0061 東京都中央区銀座8-8-3 東京銀座資生堂ビル地下1階
tel. 03-3572-3901
fax. 03-3572-3951
地下鉄銀座駅 A2出口から徒歩4分
地下鉄新橋駅 1番出口から徒歩4分
JR新橋駅 銀座口から徒歩5分

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URL
https://gallery.shiseido.com/jp/ (資生堂ギャラリー)
営業時間
火~土 11:00~19:00  日・祝 11:00~18:00
休館日
毎週月曜休 (月曜日が休日にあたる場合も休館)
※2022年5月30日~8月8日、8月12日~8月26日まで、展示替えのため休館
入館料
入場無料
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