イベント
空想の宙(そら) 「静寂を叩く」大乗寺十三室|十文字美信 関連企画
十文字美信氏 によるギャラリーツアー開催決定!
「空想の宙『静寂を叩く』 大乗寺十三室|十文字美信」展の作家、写真家の十文字美信氏が、ギャラリーツアーを行います。
ツアーでは、本展の見どころの解説は勿論、同氏が撮影時に大乗寺(兵庫県美方郡香美町)は円山応挙とその一門が描いたとされる障壁画に対峙した際に感じとったこと、また本展に込めた想いなどをお話しいただきます。
十文字氏の独自のまなざしが資生堂ギャラリーに生みだした新たな空間で、かつて応挙らがつくり上げた仏教的世界観に包まれながら、深みのある驚きに満ちた経験を体感ください。
【概要】
十文字美信氏によるギャラリーツアー
日時:9月14日(土)、21日(土)14:00~14:30(両日ともに)
会場:資生堂ギャラリー(東京銀座資生堂ビルB1F)東京都中央区銀座8-8-3
参加料:無料
事前予約:不要
展覧会詳細:空想の宙 「静寂を叩く」大乗寺十三室|十文字美信
本ツアーの後、十文字氏が在廊予定です。
やむを得ない事情により開催中止となる場合は、資生堂ギャラリー公式Xにてご案内いたします。
Special Live 静寂を叩くー波紋音(はもん)のしらべ
8月27日(火)より資生堂ギャラリー(東京都中央区銀座)で開催する「空想の宙(そら) 『静寂を叩く』 大乗寺十三室|十文字美信」展の関連企画として、「波紋音」によるSpecial Live「静寂を叩くー波紋音(はもん)のしらべ」を、9月20日(金)、同ギャラリーにて開催します。
「波紋音」とは、鉄でできたスリット・ドラムで、水の波紋のように音が広がるというイメージでその名が名づけられました。Special Liveでは、この唯一無二の音「波紋音」で独自の世界観を追求し、国内、海外問わず精力的に演奏活動する打楽器奏者の永田砂知子さんが出演します。
宙をふるわせ、心身と共鳴するような波紋音のしらべが本展の鑑賞体験をより深くいざなうことでしょう。
【概要】
Special Live 静寂を叩くー波紋音(はもん)のしらべ
日時:9月20日(金)19:00~20:00
会場:資生堂ギャラリー(東京銀座資生堂ビルB1F)東京都中央区銀座8-8-3
参加料:無料
事前予約:不要
展覧会詳細:空想の宙(そら) 「静寂を叩く」大乗寺十三室|十文字美信
演奏終了後、30分ほど出演者との交流や本展の鑑賞をお楽しみいただけます。
【出演者】
永田砂知子(ながた さちこ) 打楽器奏者
※ご来場者多数の場合、入場を制限させていただくことがあります。予めご了承ください。
十文字美信 ☓ 伊藤俊治 クロストーク 静寂を叩くー日本の美と場を巡って
写真家・十文字美信氏は、古くからの日本の伝統文化に向き合い、そこに底流する普遍的な価値をとらえようと試みてきました。写真を通じて自身の経験や記憶を掘り下げ、独自の思考をめぐらせながら、時を超える「日本の美」を表現し続けています。
本展覧会に登場する大乗寺客殿(兵庫県美方郡香住町)は、江戸中期に活躍した画家・円山応挙とその一門による数多くの障壁画が残されていることから、別名「応挙寺」と呼ばれています。客殿の障壁画は計算しつくされた配置により、立体的な曼荼羅を構成しているとも言われており、応挙は絵画の芸術的評価に加えて空間プロデューサーとしての側面も注目されています。
クロストークでは、プロデューサー応挙による大乗寺の客殿を、二世紀以上もの時を経て、「資生堂ギャラリー」という現代の空間に再構築しようとした十文字氏の想い、同氏が常に「日本の美」の表現に挑み続けるなかで切り開き、見えてきた視座について迫ります。
また、大乗寺客殿に今も息づく応挙のまなざしに対峙したときに十文字氏が感じとったこと、展覧会のみどころ解説などもお楽しみいただけます。
ロデューサーとしての側面も注目されています。
【概要】
十文字美信 ☓ 伊藤俊治 クロストーク 静寂を叩くー日本の美と場を巡って
日時:9月7日(土)16:00~17:30 (開場は30分前)
会場:資生堂花椿ホール(資生堂銀座ビル3F)東京都中央区銀座7-5-5
定員:120名(事前申込制、先着順)※終了しました。
参加料:無料
展覧会詳細:空想の宙(そら) 「静寂を叩く」大乗寺十三室|十文字美信
【登壇者】
十文字美信 (じゅうもんじ びしん)
1947年生まれ。フォトグラファー。1971年に独立。デビュー作「UNTITLED」(首なし)シリーズは、1974年ニューヨーク近代美術館で
開催された「New Japanese Photography」展に出展。日本写真協会新人賞、伊奈信男賞、土門拳賞、日本写真協会作家賞、ADC賞などを受賞。資生堂では、「シフォネット」連作広告、「ゆれる、まなざし」の広告の他、企業文化誌『花椿』など多数の撮影を手掛ける。https://jumonjibishin.com/
伊藤俊治 (いとう としはる)
美術史家、美術評論家
東京藝術大学名誉教授
1953年生まれ。東京大学文学部美術史学科卒業、東京大学大学院人文科学研究科修了(西洋美術史専攻)。多摩美術大学教授を経て東京藝術大学教授。現在東京藝術大学名誉教授、多摩美術大学客員教授、京都芸術大学大学院教授を務める。主要著書に『写真都市』『ジオラマ論』『機械美術論』『電子美術論』『裸体の森へ』『愛の衣裳』など多数。国際展覧会企画に「四次元の知覚」(オーストリア、グラーツ),「移動する聖地」(東京)「デジタルバウハウス」(東京)など多数。
お問い合わせ: | 資生堂ギャラリー tel. 03-3572-3901 fax. 03-3572-3951 (11:00~18:00 月曜休) |