過去の展覧会

「第7回 shiseido art egg」 

「第7回 shiseido art egg」 

会期: 久門剛史展: 2013年1月8日(火) ~ 31日(木)
ジョミ・キム展: 2013年2月5日(火) ~ 28日(木)
川村麻純展: 2013年3月5日(火) ~ 28日(木)

資生堂ギャラリーは、1919年のオープン以来「新しい美の発見と創造」という活動理念のもと、90年以上活動を継続してきました。shiseido art egg (シセイドウ アートエッグ)は、その活動の一環として、発表の場を求める新進アーティストの皆さんに、ギャラリーの門戸を広く開く公募制のプログラムです。
7回目となる本年度は、全国各地より293件の応募をいただきました。
その中から、久門剛史、ジョミ・キム、川村麻純の3名が入選し、資生堂ギャラリーでそれぞれ個展を開催します。(審査結果の詳細はこちら
ぜひ3つの個展をご高覧いただき、次代を担う世代の芸術活動を一緒に応援してください。

久門剛史展 2013年1月8日(火)~31日(木) 21日間

飛行機の轟音、光る井戸…、久門剛史はインスタレーションに、音や光を用います。
本展では、大展示室に家、小展示室にオフィスと2つの異なる空間を制作し、それぞれの空間で井戸やゴミ箱が光ったり、少女のつぶやく声が聞こえたりと、様々な出来事を起こします。
一定の間隔で繰り返される出来事を通して、繰り返す毎日の些細な変化に気づき、向き合うことを促します。

「あれそれこれどれ」 2012

「あれそれこれどれ」 2012

久門剛史(ひさかどつよし):

1981 京都生まれ
2007 京都市立芸術大学大学院美術研究科彫刻専攻修了

ジョミ・キム展 2013年2月5日(火)~28日(木) 21日間

ジョミ・キムは、身の回りにある日用品を素材に用いるアーティストです。徐々に小さくなり、やがて消えていく消臭ビーズ製のネックレス、マスキングテープで作った、これまでに住んだ家々のミニチュア、空気が抜けるにつれ、だんだん下に落ちていくヘリウムガスの風船、髪の毛を編みこんだ櫛…。キムは、取るに足らない日用品が時間とともに緩やかに変化していく様を慈しみます。ささやかな日常の痕跡に潜む、つかの間の美しさが浮びあがります。

「houses I have lived」 2006

「houses I have lived」 2006

ジョミ・キム:

1976 兵庫生まれ
2006 セントラル・セント・マーチンズ・カレッジ・オブ・アーツ・アンド・デザイン美術修士課程修了

川村麻純展 2013年3月5日(火)~28日(木) 21日間

川村麻純は、「母と娘」をテーマにした映像作品を出品します。会場には、静止画と見まがう女性像がダブルスクリーンで投影され、自身の母親について物語る第三者の女性の声が流れます。
川村によるインタビューを通じて語られた被写体個人の「母と娘」の物語が、他者による朗読というプロセスを経て、抽象化された「母と娘」の肖像となって浮かびあがり、いつしか鑑賞者自身の記憶と結びつく展示を試みます。

「Mirror Portraits」 2012

「Mirror Portraits」 2012

川村麻純(かわむらますみ):

1975 千葉生まれ
2012 東京藝術大学大学院美術研究科先端芸術表現専攻修士課程修了

■shiseido art egg賞

展覧会終了後、3名の審査員が3つの個展の中からshiseido art egg賞を選出します。
今年度の審査員は、岡田利規(おかだとしき:演劇作家/小説家/チェルフィッチュ主宰)、鴻池朋子(こうのいけともこ:美術家)、袴田京太朗(はかまだきょうたろう:彫刻家)の3氏です。
受賞者は2013年4月下旬ウェブサイトにて発表します。こちらもご期待ください。

「第7回 shiseido art egg展」 開催要項

会期 : 久門剛史展 2013年1月8日(火) ~ 31日(木)
ジョミ・キム展 2013年2月5日(火) ~ 28日(木)
川村麻純展 2013年3月5日(火) ~ 28日(木)
会場 : 資生堂ギャラリー
〒104-0061
東京都中央区銀座8-8-3 東京銀座資生堂ビル地下1階
tel.03-3572-3901 fax.03-3572-3951
平日 11:00~19:00 日・祝 11:00~18:00
毎週月曜休(祝日が月曜日にあたる場合も休館)
入場無料
主催 : 株式会社 資生堂
協力 : エプソン販売株式会社(川村麻純展)
公益財団法人神奈川芸術文化財団(川村麻純展)

展示風景

久門剛史展

ジョミ・キム展 <temporary contemporary>

川村麻純展 <Mirror Portraits>

Photo by Ken Kato

カタログ

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