(50音順・敬称略)
椿会メンバーの変遷
第一次椿会 1947(昭和22)年 | 1954(昭和29)年 |
●日本画 川合玉堂、鏑木清方、小林古径、杉山寧、徳岡神泉、福田平八郎、前田青邨、安田靫彦、横山大観 ●洋画 梅原龍三郎、金山平三、川島理一郎、須田國太郎、曾宮一念、藤田嗣治、安井曾太郎、和田英作 第二次世界大戦後、資生堂ギャラリーの活動を再開するにあたり、その第一弾として企画したのが、当時の和洋画壇で精彩を放っていた作家たちで編成のグループ展「椿会」でした。 春に日本画、秋に洋画の、2本立ての開催でした。 |
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第二次椿会 1963(昭和38)年 | 1966(昭和41)年 |
●日本画 奥村土牛、小倉遊亀、小野竹喬、杉山寧、徳岡神泉、福田平八郎、前田 青邨、安田靫彦、山口蓬春、山本丘人 ●洋画 梅原龍三郎、熊谷守一、小絲源太郎、坂本繁二郎、鳥海青児、中川一政、林武 資生堂ギャラリーは、展示壁面と照明を大いに改善し資生堂化粧品店3階に新装、記念展として第二次椿会を開催しました。 このときより、日本画・洋画の同時開催としました。 |
第三次椿会 1974(昭和49)年 | 1990(平成2)年 |
●日本画 岩橋 英遠、上村松篁、奥田元宋、奥村土牛、小松均、高山辰雄、稗田一穂、山本丘人、吉田善彦 ●洋画 牛島憲之、大沢昌助、岡鹿之助、絹谷幸二、小磯良平、香月泰男、田村一男、中谷泰、三岸節子、森芳雄、脇田和 ●彫刻 佐藤忠良、舟越保武、柳原義逹 資生堂ギャラリーは銀座8丁目の資生堂パーラービル(現東京銀座資生堂ビル)に移転して新装再開。記念展として第三次椿会を開催しました。 第二次椿会同様、日本画・洋画の会としてスタートし、途中(第9回展)から彫刻を加えました。 |
第四次椿会 1993(平成5)年 | 1997(平成9)年 |
●平面 大野俶嵩、小野隆生、小嶋悠司、滝沢具幸、中野弘彦、野見山暁治、堀浩哉、村上友晴、百瀬寿、李禹煥 ●立体 飯田善國、小清水漸、舟越桂、堀内正和、向井良吉、山口牧生 現代美術に軸足を移し、新たな16名の作家で構成しました。 平面・立体の中心となる、野見山、堀内の2人は毎年出品、他の14名は2班に分け、隔年で出品の方式としました。 |
第五次椿会 2001(平成13)年 | 2005(平成17)年 |
●絵画 児玉靖枝、世良京子、辰野登恵子、堂本右美、三輪美津子、山本直彰 ●彫刻 青木野枝、イワタルリ、鷲見和紀郎 資生堂ギャラリーは、現在の東京銀座資生堂ビルの地下1階に、天井高5m強のホワイトキューブのギャラリーとして新装オープン、その記念展として開催しました。 現代美術に主軸をおきつつ、より同時代性を重視したメンバー構成としました。 |
第六次椿会 2007(平成19)年 | 2010(平成22)年 |
伊庭靖子、塩田千春、祐成政徳、袴田京太朗、丸山直文、やなぎみわ 第六次椿会のコンセプトは「Trans-figurative」。「Figure(形象)」を「trans(超える)」という言葉には、これまでの椿会のイメージを超える、そして各作家も現在の自己の世界を超えるという想いが込められました。2007年から2009年は4名が毎年顔ぶれを変えながら出品し、2010年は6名全員が揃って新作を出展しました。 |
第七次椿会 2013(平成25)年 | 2017(平成29)年 |
青木陵子、赤瀬川原平、伊藤存、内藤礼、畠山直哉、島地保武(2015年〜) |